第856話 惑星ミリアリア調査
ゴオオオオオオオオオオ・・・
船団が、着陸脚を展開して海辺の森林近くの荒れ地に着陸した。
記念すべき異星到達である。
プシュウ・・・
船のタラップが展開し、ハッチが開く。
アルナス・ライテスから顔を出したアルナスは、周囲を見渡した。
「フム・・・
アメリカ大陸発見当時の「クリストファー・コロンブス」は、こんな気分だったのか。」
やがて、ぞくぞくとクルーが降りてくる。
「あッ!
あの樹・・・
「オナラ」にゃ!」
バキッ!
「「コナラ」でしょ?」
いきなり「ボケ」をぶっかましたミラに、レンが頭をはたいてツッコむ。
「ここ・・・
偶然だけど・・・
キティルハルム王都に地形が似ているの・・・」
大きな丘があり・・・
河が流れ・・・
穏やかな海・・・
「さて・・・
国連に、到着の報を入れるの!」
パスキール島・パスキール・パレス地下・・・
「ん?
この通信コードは、「プリンセス・ユニティア」や。
とうとう、殿下たちは着いたようやな。」
スパコーンは、すぐさま通信を国連本部になっている「ホープメイカー」に通信を回す。
「さて・・・」
ホープメイカー指令室
ここには、各国の重鎮や王が集まっていた。
私もちょうどここに来る用事があったので、赴いた。
「ちょうど、今ついたの!
着陸地点は、キティルハルム王都にそっくりなの!」
ユニィの顔が、笑みを浮かべていた。
ミラ:「オナラ」発見にゃ!
レン:コナラだってば!




