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猫耳女王の宇宙計画~猫耳王女になって、総合導師になってみた~  作者: SHIN
第十八章 稲荷娘、帰るとき・・・
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第843話 王宮年越し晩餐会

今年も開催された、宮中年越し晩餐会。


それは、もともとキティルハルム初代女王ノワールが、家族だけで内輪で開いていた飲み会に端を発している。


国家行事ではないので、堅苦しいものではない。


が、不意に国民の誰かがきたり、ミケランジェロ家の社長の誰かがきたりである。


つまり、王家が主催するだけのただの晩餐会だ。


とはいうものの・・・


この度の戦勝祝いを兼ねているため、規模が大きくなっている。


アニス・ニナが、この様子をスケッチブックに描き留めている。


「ナキちゃん・・・

この、「ペンギンさん着ぐるみパジャマ」気に入ったんだねえ・・・」


マイカさんが、ナキにからんでいる。


「実用性にゃ・・・」


とても、現役の「商工ギルドマスター」には見えん・・・


「にゃーははは!

今年は、レンさんが来てくれたから、でっかい屋台が出せたにゃ!」


ん?


アリアさん、ケフィさんがレンさんと苺スイーツを量産しまくっている!


「おおう・・・

「ナマズのイクラ詰め」が美味いにゃ・・・」


リケちゃんが、料理を堪能している。」


そう。


規模が大きくなりすぎたため、「会場」を王宮前広場にまで拡大したのだ。


まあ、この晩餐会の醍醐味は、王家の者はいつでも入浴し、最低六時間は眠ってよいというところ。


もちろん、参加者もその辺は自由。


外国人旅行客や、来賓は王家が用意したホテルに宿泊していただく。


王宮の騎士・侍女・使用人用の浴場を自由に使用し、仮眠がとれる。


非常にオープンである。


「う・・・うまい!

七面鳥セブンズ・フェイス・ターキーの唐揚げは!」


アルナスが、仰天している。


食べたことなかったのか・・・


「ふう・・・」


私は、広場を見渡せる高台に足を運び、様子を見渡す。


クーネさんや、クリスマスに来られた方もいるようだ。


ヨツバさんも、お茶を飲んでいる。


さあ・・・


今年も終わりだ・・・



年を越してしまいました!

あけましておめでとうございます!

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