第83話 キティルハルム宇宙艦隊
「やってるにゃ・・・この戦況で、よく数を減らしてないにゃ。」
毎度、艦橋にいるナキにもいい加減なれた。
「全艦・・・神波動閃熱砲エネルギー・チャージ!」
私は、悠久の守護杖を掲げた。
ぶわりと、翼が広がる。
「おお!姫様の「猫神」は、久々に見るにゃ。」
「照準・・・邪悪な暗黒神波動に、自動追尾設定!
我が艦の、「悠久の図書館と同時発射!」
「ミリアム様、全艦より設定・発射準備完了の報告が入りました!」
イリアの報告が、入る。
「姫様の神波動数値・・・臨界にゃ!」
「カウントダウン!10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1!」
私は、悠久の守護杖を振り下ろす!
「神波動閃熱砲悠久の図書館・・・発射!」
キティルハルムの全艦から、凄まじいまでの神波動エネルギーの奔流が、邪馬台国軍と、ラムンセン軍と交戦していた、「敵部隊」を破壊していく。
「うっひょ~汚い花火にゃ!」
「最大戦速!戦場に向かいます!魔装騎士部隊の出撃準備を!
「猫の公爵」出撃準備を!」
「姫様が出るにゃ!?」
ナキが、私を見た。
「私だから出るのです!」
お気づきですか?
各国艦隊の主要艦のオーラエクストラキャノンは、「固有名」が振られています。




