第823話 復活!
「にゃ~にゃにゃにゃ~♪」
「「にゃ~にゃにゃにゃ~♪」」
その日の早朝・・・
「その」異変を感じたのは、王宮前広場で日課の早朝ジョギングをしていた「海猫隊」だった。
「にゃッ!?」
何かが、足元の石畳をグラグラと揺らしているような・・・
変な神波動を感じる!
「た・・・
隊長!
怖いにゃ!」
猫邪神との戦いで生き残った彼女たちすら恐怖する戦慄の神波動!
「と・・・
とにかく、陛下に・・・
図書館の騎士団や銃士隊に通報にゃ!」
隊長は、広場中央をにらみつけた。
「忘れもしないにゃ・・・
あの恐怖・・・」
「にゃ~・・・」
焼かれても死なず、宇宙戦艦の装甲すらぶち抜く銃弾さえも「筋肉」ではじきかえす「バケモノ」・・・
「とにかく・・・
実働部隊が集まるまで、食い止めるにゃ!」
隊長は、気合いを入れる。
「「にゃ~・・・」」
しかし、部下たちはやる気はゼロである。
そんなときだった・・・
ドドオオオオオオオオオン!
石畳を下から突き破って、人型の「影」が現れた!
「酷いんじゃな~い!?
ゴミで埋め立てた上、コンクリートで固めるなんて・・・」
マッチョの大男・・・
頭に女性モノのパンツをかぶり、パンツいっちょ。
あまつさえ、フンドシをつけていてそこには「お宝」と書かれている。
「僕、ピコ丸!」
そう・・・
キティルハルムの「黒歴史」が今、復活した!
海猫隊:にゃ~っ!
よりによって、遭遇したのがあちしら!?




