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第815話 それでも戦う!

続けること、しばらく・・・


ノワールの身体は、収縮していく・・・


「お・・・

覚えておくがいいでしょう・・・」


今際の際に、ノワールは絞り出すように言う・・・


「光あるところに、闇があります・・・

人の心に、「闇」がある限り・・・

必ずや再び、私のような者が現れるのです・・・」


「フン!

ご主人様は、違ったよ!」


ジョルジュが、反論する。


「どうだか。

例えそうでも、あなたの主人のように変わる者などいない・・・

いても、一握りなのです・・・

あなたとて、「光」に戻るために、どれだけ「同胞」を「殺し」ましたか?」


「あれは、必要な犠牲だよ。

まあ・・・

出したくはなかったけど。」


なお、ノワールは続ける・・・


「それでは、戦い続けることになりますよ・・・」


だが・・・


「私は、戦う!」


毅然と私は宣言する。


「あなたがそう言うのなら、そうなのかもしれない。

でも・・・

覚悟はあります!

私は、「綺麗ごとを言う女王」。

世を変えるために戦います!

剣で戦うだけが戦いじゃない・・・

人に教え・・・

少しづつ、考え方を変えるのもまた・・・」


一呼吸置き、言う。


「「戦い」なのです!」


「所詮・・・

それは・・・

「綺麗ごと」なのですよ・・・

人は、誰も信じてはいない・・・

あなたは、すでに「人でありながら人を越えている」・・・

リケ神といい・・・

なんて愚かなのでしょう・・・

それは・・・」


最後の言葉は、かすれて消える・・・


叶わない願いかもしれませんよ・・・


「それでも征くさ。

それが、「三賢人」の使命だからな!」


アルナスが、呟いた。

つ・・・ついに!

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