第813話 渾身の一撃!
「「「だりゃあああああああああああッ!」」」
本来ならば、「進化」して姿を変える神波動等のエネルギーを、全て攻撃と防御に振り替えて、私たちのガンダール・トリニティは、突進する!
「まさか・・・
この私が・・・
予測できているのにかわせない!?
くッ・・・」
ノワールは動かず、いや動けずにいた。
そして・・・
「こ・・・
これが・・・
「人間」の力・・・!?」
彼女は、神波動剣に貫かれていた!
「「「はああああああああああああああああッ!」」」
そのまま、神波動を注ぎ込む!
「バカな!
ここで私が破れたら・・・
宇宙を清浄なる破壊に導き、正す者はいなくなる!」
抵抗し、邪悪な暗黒神波動を高めるノワール。
「まだ、抵抗するのなら・・・!」
私が叫ぶ!
「リシテアールの人々よ!
善の大魔王たちよ!
私たちに力を!
この宇宙を「無への破壊」を止める力を!」
その声は、星系じゅうに響いた。
「こ・・・
これは・・・
リシテアールから、「善の神波動」が集まってきます!」
混沌の大魔王カオスアレートの旗艦、その艦橋・・・
カオスアレートの副官で、妻のナナが報告した。
「うむ。
同胞並びに、リシテアール全軍に打電!
内容は・・・
「三賢人に神波動を集めよ。」だ!」
「はい!」
キティルハルム艦隊では・・・
「今こそ、その時なの!
三賢人に力を集めるの!
猫邪神ノワールを消し去る時なの!」
ユニィが、声をあげて叫んだ。
「わかる・・・
みんなの神波動が集まってくる!」
「すばらしい!
これこそ、命の力だ!」
「いいじゃないか!
そうさ・・・
あんなヤツ・・・」
三人で唱和する・・・
「「「浄化してやる!」」」
実はね・・・
これと同じことが、昔あったのですよ。




