第803話 仏像・・・銅像・・・
「やるです!」
ミリアリアの艦橋の上に立っていた葉狐は、印を結んだ。
「いでよ、ミスリル仏像と銅仏像!」
魔方陣から、ミスリルの仏像と、銅の仏像が出現した!
「なッ!?
葉狐ちゃん・・・
そ・・・
それは・・・」
ミユが絶句。
なぜなら、双方全長50メートルほど・・・
「銅像」は、ノワールを羽交い絞めにした!
そして・・・
『ぶ~つぞうぉ~』
「ミスリル仏」が言う。
『ど~ぞぉ~』
「銅像」が応える。
「ま・・・
まさか・・・
言うに事欠いて!」
ナキが、頭を抱えた。
「アホなことをやる幼女にゃーッ!」
それは、自分もだ。
ドンッ!
「ミスリル仏」は、飛翔!
右拳を、ノワールにぶちこんだ!
「あ・・・
あれ・・・
突き抜けてるにゃ・・・」
そう・・・
「ミスリル仏」の「鉄拳?」は、ノワールごと「銅像」の身体をぶち抜いていた・・・
「・・・
さすが、葉狐ちゃん・・・
思考回路が普通じゃないですね・・・」
ミレイが、冷や汗をぬぐう。
邪馬台国艦隊では・・・
「あの幼女・・・
ただものではない・・・」
ニニギが、頭を抱えていた。
「聞けば、エンペラーコブラを銀色に塗装していたというではないか・・・」
皆の困惑をよそに、葉狐は尻尾を振っている・・・
「昔、おばあちゃんが言っていたネタです!」
稲荷神の祭神教育は、どうなっているのか・・・
すみません!
やってみたかったネタです!




