第802話 融合合体!?ガンダール・トリニティ!
「こ・・・
これは・・・
三機が、分子レベルで融合を始めているにゃ!」
要塞空母艦リシテアールの指令室に回された、杠葉の魔女の元部下のミーム・ミケランジェロが報告する。
「ありえない!
まさか・・・
三賢人の機体が、「合体」!?」
リシェル・アルムが、驚愕する。
「ありえないことですが・・・
三賢人は・・・
この世界における「超魔王」の後継者です。
「敵」と同等のことも可能でしょう。」
アルナスの代行を任されたニコが、白衣で立っていた。
「そう・・・
かつての「超魔王」の意思は・・・
この世界を滅ぼそうとした人は・・・
「力」となって、「後継者」たちに、世界を護る「力」を与えているのです。」
「ニコさん・・・
亭主といるときと、別人にゃ・・・」
ミームが、ぼそりと呟いた。
気付くと、そこは、シートが三つ配置されたコックピットの内部だった。
私のシートは、拘束された印象だが、少し違う。
右腕を動かすと、機体の右腕が動いた。
「ふむ。
どうやら私は、火器管制のようだ。」
右側のシートにかけるアルナスが言う。
「僕は、防御担当のようだね。」
ジョルジュが確認する。
「と・・・
いうことは、私が「戦闘統括」・・・」
直に戦えってか?
すると、正面に立体モニターが浮かび上がる。
「機体名・ガンダール・トリニティ」
「さあて・・・」
私は、気合いを入れる!
「ガンダール・トリニティ・・・
出る!」
まさかの融合!




