第794話 平和神の「御柱」
「どええええええええええいッ!
この邪神が!
やかましいにゃ!」
リケちゃんが怒鳴る。
「第三種発射管、セットオン!
平和神の聖騎士団、
平和神の守護天使・・・
撃ち方、準備!」
えッ!?
「ま・・・
まさか・・・
アレを!?」
冗談だろ・・・
「撃ち方初めにゃ!」
平和神の聖騎士団と、平和神の守護天使の一斉攻撃と共に・・・
「ぷくく・・・
あの神様、またやったか!?」
アルナスが、笑いだす。
「ぶはははは!」
ジョルジュまで、腹を抱えて笑い出した!
ピースフルリケから発射されたモノ・・・
「「電柱」にゃ!」
「電柱」である。
どんだけ積んでるんだ!?
しかも、手書きの毛筆で「でんちゅう♪」と書かれている。
「・・・からの♪」
ドドオオオオオオオオオンッ!
なぜか、着弾点手前で「爆発」している!
「電柱の先端に、「ニトログリセリン爆弾」を仕込んだにゃ!
で、手前に簡易ながら「オナラ玉」をいくつか「転移」したにゃ!」
よい子は、マネしちゃいけません!
クサいぞ!
「平和神が、危ないことをしますね・・・」
ノワールが、底冷えするような声で言った。
「フン!
綺麗ごとを言ってるからって、しょっちゅう綺麗で通す訳ないにゃ!
護るモノのために、ときとしてこういうこともするにゃ!」
説得力ないぞ・・・
リケ:「電柱」にゃ!




