第786話 平和神対猫邪神
「にゃあああああああああああああッ!」
リケちゃんの翼が開いた。
「あちしは・・・
初代陛下に恩があるにゃ!
あんたを認めるわけにいかないにゃ!
かつての「人間」として・・・
「神」として!」
リケちゃんは、右手に槍を創り出した。
平和神の槍だ。
「こ・・・これは・・・
「神」の神波動がここまで・・・
この猫邪神・・・
「神」に迫っておる・・・!」
老師が、驚愕の目で刮目する。
「「神」がなんだと言いますか!?
神は、人に干渉しない!
ゆえに、人は宇宙を破壊する原因となった!」
ノワールは膨張し、触手を生やし、城内の機械と融合していく。
「くらうにゃ!」
リケちゃんは、槍をぶん回す。
「平和神の槍撃!」
無数の斬撃が、触手を断ち切るが、即座に再生する!
そのとき・・・
テミスが現れた。
「皆様!
ここから退避を!
ここは、崩壊します!」
「なんじゃと!?」
ここは・・・
「全軍・・・
各自、母艦に退避の後、魔装騎士にて戦闘!
もはや、白兵戦にて猫邪神ノワールを討伐することは不可能と断定します!」
私は、印を結んだ!
「いでよ!
機動兵器ガンダール・ミリアリア!」
魔方陣から、翼を持った機動兵器が出現する。
私は、コックピットに滑り込む。
既に、床や柱、壁は崩壊し始めている・・・
「退避の後、母艦へ!
総員で、猫邪神に「艦隊戦」をしかけるの!」
ユニィが、私の指揮権を預かって宣言する。
うひゃあ・・・
とんでもないことに・・・




