第772話 新世代大魔王
「許せない!」
テミス・リーブラの妹、叡智の大魔王ミリィミリィは、憤慨していた。
「何がです?」
彼女に従って、悪のパスキールパレス攻めに参加していた魔王の一人が尋ねた。
「「悪の大魔王」の大魔王に、巨乳が多いのよ!
まだ、「善の大魔王」やリシテアール国連軍ならわかる・・・
けど、奴らがってのは気に入らない!」
大魔王ミリィミリィ・マデサイエは、変わり種の総合導師だ。
「生物」を縮小させるという術を使う。
「くくく・・・
キティルハルムのユニィ殿下がお褒めくださったこの力・・・
存分にふるってくれるわ!」
そして、味方以外の「巨乳」を認めない女だった。
尊敬する巨乳女性は・・・
アルナス・ライテス・・・
なぜなら・・・
「あのお方は、巨乳でありながら「巨乳否定者」よ!
すばらしい!」
「あのアルナス卿は、実利主義者ですからね・・・」
ミリィミリィの侍従長の魔王ミキがため息をついた。
「ふ・・・
ふはははは!
私は、悪の大魔王の「巨乳枠」を全て滅ぼす!
この世にいていいのは、巨乳であるのに否定的な女性のみ!」
屈折している。
「アルナス卿は、言っておられた・・・
「このクソ重いモノのどこがいい?」と・・・」
ミリィミリィは、驚異の「巨乳バスター」として志願した!
「人間なら、仕方ない・・・
認めましょう・・・
大魔王なら、否定するなら認めましょう・・・
しかし・・・
そうでなければ、滅するのみ!」
姉と違い、かなり凶暴な大魔王が、爆走し始めた!
大魔王ミリィミリィは、秋月 煉さんからネタをいただきました!
アンチ巨乳ということにしました!




