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第760話 過去・・・「ゴウカ」なフィナーレ
「この薬剤を・・・」
若き日のハルカ博士が、「彼」に薬を注射する。
「さあ!
今度は、青酸カリだ!」
「彼」・・・
ネズミが、人語でしゃべり、小瓶の青酸カリ溶液を飲み干す。
「げぷッ・・・」
「だ・・・
大丈夫!?」
ハルカ博士、心配そうに声をかける。
「大丈夫!」
念のため、ハルカ博士は血液を採取して分析する。
「なにコレ・・・
細胞、組織に影響なし・・・」
「これで僕は、毒で死なない!」
二足で立ち、胸を張るネズミ。
「慢心しないで。」
その言葉に、ネズミはきょとんとなる。
「放射能だけは無理。
試さないように。」
やがて彼は、名を変え、多くの仲間を得て戦うこととなる・・・
「この思い出も・・・
大魔王となって彼らと戦ったことも・・・
今の聖大魔王の僕も・・・
全て・・・」
叫ぶ・・・!
「「僕」なんだーッ!」
ジョルジュは、印を結ぶ。
「爆炎大燃焼!」
「ぐぎゃああああああああああああああああッ!」
何の因縁か・・・
ジョルジュが放ち、実験用マウス一号を焼き尽くした「地獄の業火」は、かつてノワール二世が彼を倒した術だったのだ。・・・
「ゴウカ」です。




