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第756話 乗り越えて
「「おおおおおおおおおおおおおおッ!!!」」
二人の神波動がぶつかる!
「私には、夢があるのだ!
両手に抱えきれないほど・・・!
国民全てに愛を・・・!
夢を・・・
いや・・・
世界の民すべてに・・・!
サクヤに家臣たち・・・
そして・・・
ミリアム陛下・・・
友が・・・
仲間がいる!」
「う・・・
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
ニニギの神波動が、わずかに押していく・・・
「む・・・
無欲かと思ったが・・・
貴様は、とんでもない強欲よ・・・!
ぐはあああああああああああああああああッ!」
全ての神波動が、嵐となってツクヨミに襲い掛かった。
そのときだ。
ツクヨミは・・・
無数の感情を読みとった。
「ま・・・
まさか・・・
この男・・・
ここまで成長していたとは・・・」
ツクヨミの身体が、崩れていく・・・
「なるほど・・・
これが・・・
「子」は「親」を越えるというものか・・・」
ツクヨミは、消えていく・・・
ようやっと書いた・・・




