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第743話 神々
「なんだアレは!?」
深淵の図書館では、三人の神が様子を見ていた。
「罰当たりな!
あのジョルジュでさえ、すれすれだったから許したが・・・」
「うーん・・・
「分身」を作ってけしかけるのは、どうかね・・・」
司書神カイロス、法の女神アリーナ、愛の女神ルカだった。
「・・・
私がいきます!
「イスレ」が、「正す」ために戦っているのです!」
それを、ルカが制する。
「やー・・・
あなたが行くと、めちゃくちゃになるよ・・・」
それに対し・・・
「あなたは、いいのですか!?
ルカ!
確かに、リケは「神」として逸脱しているかもしれません。
が、今のこの状況・・・
あなたの眷属が「虚仮にされて」いるのですよ!」
リケが聞いたら、「コケ」を出しそうだが・・・
「「神」は、一人でどうにかなる。
あまりにヤバかったら、ボクもいくけど、その必要はないと思う。」
「どういうことかな?」
カイロスが聞く。
「あの女王様が、鍵だよ。
全ての不義を正し、全ての不幸を否定する者・・・
「ご都合主義の女王」と呼ばれても、笑って喜ぶ偉大な国母・・・」
神様たちは、見ていました。




