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第742話 女王出陣!
「ちょっと揺さぶりをかけるわ。
しばらくは、イリアにユニィ。
お願い。」
「はい。」
「わかったの!」
私は、ミリアリアのブリッジ上に転移する。
「ほほう・・・
女王自ら出陣か。」
「ええ。」
私は、神波動を全開にする。
呪文を唱え、悠久の図書館を振り下ろす。
「光輝大燃焼!」
何隻かの敵艦を、跡形もなく焼き尽くす。
「さすが「猫の女王」・・・
「総合導師女王」の名も伊達ではいな。」
「ありがとう。」
次の瞬間、敵艦隊から砲撃が襲ってきた。
「至高の防盾!」
リケちゃんが性質上得意とする術だが、私も使えないわけじゃない。
砲撃を、結界で全て防ぎ切った。
「さすがだな・・・」
しかし・・・
「チェスでも・・・
「王将」を取れば「終わり」なのよね・・・」
私は、目を細めた。
「猫」さながらに・・・
「王将」・・・
すなわち、「本物」のライルのいる場所・・・
「さて・・・
「王将」は、どこにいるかわかるかな?」
ライルの声が響いた。
ナキに続いて、陛下が出陣!




