第740話 似て非なる外法
「不死の法」の悪用・・・
そうだ・・・
その気になれば、できることだ。
「母様!
あれって、ジョルジュさんが前の戦争のころやってた・・・?」
ユニィが、聞いてくる。
「違うわ・・・
似てるけど・・・」
断言できる。
「そうにゃ、姫様。
あのネズミは、アホだけどあくまで「子供」としてクローンを作っていたし、「自前」でも作っていたにゃ。
でも、あれは違うにゃ。」
ナキは、ユニィに説明するが、フォローになっていない。
「かつての地球で、クローン兵器の発想があったけど・・・
まさか、猫邪神軍がやるとはね・・・」
「・・・
ミリアム様が以前、読んだマンガで、独裁者が国を支配するために、錬金術で生きている脳を複数生産して、自分とリンクする影武者とした話があったような・・・」
イリアが、つぶやく。
「ええ。
恐らく、あれは指揮官としてね。
操艦に直接関わっているのは、量産魔王ね。」
よく思いついたものだ。
「あのネズミは、思いつかんにゃ。」
そのころ、善の大魔王の艦隊では・・・
「ぶえッくしゅ!」
ジョルジュがくしゃみをしていた。
「あら先輩・・・
大丈夫ですか?」
ニコが、ジョルジュの顔を覗き込む。
「風邪じゃない・・・
あのナキ・ミケランジェロが噂をしているに違いない・・・」
技術は、クロスボーンガ〇ダムの、ドゥ〇チ総統からです。




