第715話 戦場の結婚式4
「哀しいことに・・・
戦争って、人が死ぬにゃ・・・
よしんば、自分のところの人が死ななくても・・・
その危険は、つきものにゃ・・・」
リケちゃんが、スピーチをする。
あれ?
金竜王様が、真面目に聞いている・・・
キティルハルムに台風でも直撃するかな?
「これだけの「破壊」があるからして・・・
「誕生」もあってもいいにゃ!
ここしばらく・・・
王侯貴族はともかく・・・
下層軍人や、企業人の「結婚控え」が「急増」していたにゃ。」
スパコーンが、目を閉じると、スクリーンが出現し、年毎の「棒グラフ」が・・・
明らかに、「結婚率」が下がっている。
「お・・・
おお・・・
さすが、リシテアール最高の電算機・スパコーン・・・
こんな調査をすぐに・・・」
エルフィーラ王が、感嘆する。
フン!
調子のいい王だ。
『お言葉だけど、リケ様のご依頼でのデータ集めや。
平和っちゅうのは、極論すれば「こういうこと」にもつながるんや。』
スパコーンが言う。
「湿っぽい話はなしです!」
葉狐ちゃんが躍り出た。
「子狐幼女隊」が、「道〇師のソネット」をコーラスする。
「心に染み入るな・・・
フッ・・・
さすが「稲荷神」だ。
しかも、「本職」「上流階級」「聖職者」ときた。」
アルナスは、スパークリングワインをあおった。
「にゃあああああああああああッ!
明らかに無理にゃ、姫様!」
「一度、帰るの!」
「「ノワールオオウナギ」なんて!」
「はなすのナキさん!
王太子が・・・
臣下の結婚式を「アレ」で祝えないなんて・・・
「航宙王女」の名が泣くの!」
何をやっている・・・
ユニィ・・・
個人的には、あの歌は「向いて」いると思うのですが、どうでしょうか?




