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第689話 小競り合い
「ところでエア隊長。」
藍猫隊の隊長・ケビン・ブルーが尋ねた。
「なんにゃ?」
「この任務は、なんでしょう?」
藍猫隊は、海猫隊の機体に小型高出力のブースターと、銃士隊の神波動銃剣を持った機体に搭乗する、高機動隊である。
「哨戒みたいにゃ!」
海猫隊は、突如襲ってきた敵機を三位一体となって落としていく。
しかし・・・
「「「にゃーッ!」」」
油断から、狙い撃ちにされそうになる。
が・・・
ドドオオオオオオオオン!
藍猫隊の銃撃が、敵機を貫いた。
「た・・・
助かったにゃ!」
「油断大敵ですよ!」
だが、この運用は最初からミリアム女王にあった構想である。
海猫隊の戦術では自ずと限界がある。
しかし、同様に動ける機体と長射程の機体を持つ部隊を援護に回したらどうだろうという発想だった。
「陛下も考えたにゃ!
敵を攪乱して、とどめを刺す・・・」
「ですね!」




