第68話 その尋問の目的は
「にゃーははは!
つるつるにゃ!」
笑うと、アリシアは妙な軟膏を取り出した。
「炎症をおこしたら・・・」
「ひっ!」
実験用マウス二号は、完全に涙目だ。
「薬を塗る必要があるにゃ。」
「あだーっ!」
これは、滲みるぞ。
「唐辛子とマスタードとワサビを合成したものだにゃ。」
余計ひどくなるぞ。
「痛いだろそれ!」
突っ込む、実験用マウス二号。
その間に、私は、遺伝子情報の解析を進める。
こいつ・・・
じゃあ・・・かねてよりの予定を進めますか。
「ぎゃあああっ!」
ミナが、電極を「アソコ」に突き立てている。
電気を流したらしい。
「なるほど・・・
これは姉さまがいっていた「電気アンマ」の参考になるわね・・・」
すんな!
気がつくと、実験用マウス二号は気絶していた。
「さて・・・」
私は、ネズミサイズの「貞操帯」を取り出した。
ネズミサイズのディルドが生えている。
「アリシア。ヨーグルトは?」
「バッチリ買ってきてあるにゃ。
スノーエンブレムのメグミミルク社製の「おはヨーグルト」にゃ。」
言うと、アリシアは、器を四つ並べて、よそいはじめる。
そのうち、「三つ」の器にスプーンを添える。
私は、スプーンの入っていない器に注射器を突っ込む。
どんんとヨーグルトが入っていく。
おもむろに、実験用マウス二号の女性器と肛門に「それ」を注入し、貞操帯で「フタ」をする。
「凶悪にゃあ・・・」
「情け容赦ないですね。」
「後は、彼女が帰ったら「場所がわかる」って寸法よ。」そう。
これは、いわゆる「発信器」。
こんなデザインなのは、上司と思われるイヤミなネズミへの、意趣返しだ。
くくく・・・
「あのクソネズミ・・・せいぜい吠え面かくがいいわ!」
「ヨーグルト食べながら言っててもかっこよくないにゃ。」
むむ・・・
しまらねえなあ・・・
凶悪なことをやっています!




