表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
689/3270

第685話 聖大魔王

「まったく、冗談じゃないよ。

あなたは、そんなに手柄を立てたいのかい?

このミリアム陛下の爪の垢を煎じて飲ませたいね。」


ジョルジュの言葉は、辛辣だった。


「戦う機会がなかったからこそ、艦隊だって整えられたんだろ?

それを戦ってなんぼかい?」


「うッ・・・!」


エルフィーラ王は口ごもる。


「確かに、ミリアム陛下は結構戦ってるよ。

けどそれは・・・

むしろ、あなたのように堅実に戦力を整えながらやりたかったに違いない。」


そうだなあ・・・


「むしろ、ジョルジュの言う通りですね・・・

邪魔されながらも、やっていたという感じです。」


はっきりと言う。


難しい・・・


黙っていた方がいい場合と、言った方がいい場合がある。


「では・・・

エルフィーラ王・・・

こういうのはどうでしょう。」


ヘクセンティアールのテティス女王が提案する。


「アルナス卿と入れ替わりに、こちらの半数が敵第二要塞の改修に向かうというのは。

そのまま、攻勢まで駐留します。」


「う・・・

うむ・・・」


結局、この方針で決まった。


「しかし、この流れを作ったのは他でもないあなたですよ。

「鼠の大魔王ジョルジュ」殿。」


「へッ?」


「さしずめ・・・

「聖大魔王」といったところでしょうか。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ