第674話 驚愕の答え
各国軍艦隊が、要塞に集結しつつあった。
要塞「平和の城塞」も改修工事が八割方終わっていた。
「これは・・・
危険なデータだね・・・」
ジョルジュが記録装置を見ていった。
「どういうことだ?
ジョルジュ殿。」
「いや・・・
このデータ自体がじゃない。」
ジョルジュは、端末を操作してデータを出す。
「僕たち大魔王はね・・・
君たち「人間」よりランクが高いだけの・・・
「生命体」なんだよ。
けどね・・・
このデータは確実に・・・
「悪の大魔王」は、放っておけばそれだけで世界・・・
リシテアールだけでなく、宇宙を蝕む「邪悪生命体」ってことだね。」
かっと、ニニギ殿下は目を見開いた。
「バカな!
あなたがたと、奴らは起源が同じではないのか!?」
「起源はね。
でも・・・
そうだね・・・
銀河人の一種族・・・
「地球人」の場合・・・
「プロコンスル」という猿から、「人」と「類人猿」へと枝分かれした。
もうここまでくると、「兄弟」ではあるけど「別物」なんだよ。」
「そうね・・・
恐らく・・・
あなた方は、二度私たちと戦ったという経過を経て・・・」
「うん。
「善の大魔王」に進化した。
けど彼らはこのままだと、「偽りの邪神・偽りの破壊神」へと進化する。」




