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第664話 ユニィVSキティルハルム
そこに、機械の巨人が出現した。
「ふむ・・・
「ガンダール・タイプ」ですか・・・
乙なものを復活させましたね・・・」
「ガンダール・ユニティア・・・
リシテアール最初の機体なの!」
キティルハルムは、漆黒の機体に乗っていた。
「このガンダール・キティルハルムに勝てますか?」
両者の機体は、神波動剣を抜いた。
「「|王太子の舞い《キティルハルム・ダンス》!!」」
二機は、踊るようにぶつかり合い、かつ離れるということを繰り返している。
かつて、復活したばかりのアトランティアの神官兵たちが女王ノワール二世と王太子キティ二世に「殺されずに」全滅させられたことがあった。
そのときにキティ二世が使った奥義がこれである。
まさに「演武」・・・
「ほほお・・・
完全にモノにしていますね・・・」
「私には・・・
夢があるの!」
「夢・・・
ですか・・・
しかしね・・・
世には、「夢」を打ち砕くのがそれと気づかず愉しむ者がいるのですよ!」




