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第662話 王太子専用機
「RT-001ガンダール・ユニティア・・・
出るの!」
RT-001ガンダール・ユニティア。
リシテアール最初の「公式・機動兵器」である。
ユニィが操縦桿を引き、ペダルを踏むことで、バックパックのスタビライザーから神波動が噴出し、要塞内の空間に躍り出る。
「任務に向かうの!」
「殿下の専用機・・・
桁違いにゃ・・・」
ナキがデータを見て、報告する。
「そりゃ、銀河やカーバインから提供された「ET-001ガンダール」のものを再設計したものだからね。」
「何百年も前の、核融合炉の機体にゃ?」
「基本設計を甘く見ないで。
それに、最初から「神波動動力炉」だと桁違いよ。」
私は、ナキに応える。
「まあ、「魔装騎士」は「魔装ゴーレム」の発展から始まっているでしょ。」
「・・・
コレは、パワードスーツからだって言ってたにゃ。」
少し考えるナキ。
「「道具」と「ゴーレム」の違い・・・
似て非なるものにゃ。」
「最新の技術も、ぶっこんだからね。」
ガンダール・ユニティアが、神波動ランチャーを構え、発砲する。
やがて、最後の隔壁が爆発四散した。




