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第660話 堕ちた者の末路
『おおおおおおおおおお・・・!』
「アルム」の肉体が崩れていく・・・
「恐ろしい術だな・・・」
ダルタニアンは、戦慄する。
「それほどまでに、創造神帝は慈悲深く・・・かつ、残酷に怒る神なのでしょう。」
ウィズは、「アルム」を見つめている。
「審判の吹雪も恐ろしいが・・・
この術も大概だぞ・・・」
「!!!」
ウィズは、突然目を見開いた。
「父上!
神波動盾展開をお願い致します!
このままだと、この一帯は爆発します!」
それにダルタニアンは、応える。
「総員・・・!
神波動全開!
神波動動力炉出力最大!
神波動盾全開で、防御に当たれ!」
ナイトダルタニアンが、神波動盾に覆われる・・・
「まさか・・・
我が初代・・・
騎士団長アルムが・・・
あのような人間だったとは・・・」
ダルタニアンが、絶句していた・・・
「いいえ。
あれが、彼女の「真の姿」だったとしても・・・
今の時代に「伝えきれなかった」ものかと存じます。
それに・・・
あの「アルム」は、我らの初代とは別の人生を送った人物です。」




