660/3270
第655話 騎士、その心
「いざ・・・
参る!」
ダルタニアン率いる銃士隊・・・
それは、古くまで遡ると地球の「日本の鉄砲隊」「フランスの銃士隊」にたどり着く。
鉄砲隊が、銃撃に特化したのに対し、銃士隊は必要とあれば剣をも使った。
それが、彼と同じ名を持つ騎士を主人公とする物語だ。
がちゃり・・・
制式銃を折り曲げ、そこから神波動剣を出す。
「私の子孫も、たくましくなったものだ。」
アルムも、剣を抜く。
ぎいいいいいいいいんッ!
剣と神波動剣がぶつかり。火花を散らす。
ばッ!
互いに、その場から後ろに飛ぶ。
「はッ!」
「たッ!」
神波動弾を撃ち合うも、相殺される。
「やるな・・・
ダルタニアン!」
「あなたこそな!」
そのときだった・・・
「大魔王にならんか?」
アルムが言う・・・
だが・・・
「断る!
私は、女王陛下の騎士!
それが、主君を捨て正義のためと称し、破壊に手を貸すことができようか!」
ダルタニアンは、武器を構えた。




