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第625話 大魔王ルイ

「あああ・・・

あちしの・・・

あちしの・・・

あちしの銭湯機があああああああああッ!

にゃああああああああああッ!」


空中に留まったままで、号泣するファクトリア・・・


「銭湯機」は、バラバラの粉々になり、キティルハルム王都とアトランティア神聖都を繋ぐ街道とリニアモーターカーの線路に墜落し、黒煙をあげていた。


「にゃあああッ!

せっかく、アトランティアで仕事を終えて帰ろうと思ったのに!」


「オレは、宮廷画家に顔料を届ける予定だったんだ!」


墜落した場所が、「聖地リケ・サンクチュアリ」でなかったのが、勿怪の幸いだが・・・


流通が寸断されたとあって、キティルハルム・アトランティア両国民が、空に浮かぶファクトリアに怨嗟の声をあげる。


ファクトリアは、キッと更に上を見る。


「うう・・・

おかげで、みんなから酷いブーイングにゃ!

出てくるにゃ!」


そのときだった。


虹色の暗黒神波動ダークオーラをまとった、「豚人間オーク」と人間族の合いの子のような男が現れたのは・・・


「くくく・・・

君が、リシテアールで五指に入る頭脳・・・

キティルハルム王国では、女王ミリアリアに次ぐ総合導師ファクトリア・ミケランジェロか。」


「大魔王・・・」


「そう・・・

僕の名は・・・

「豚の大魔王」ルイ!」


かなりの美形だが、それはファクトリアの怒りの炎に「油」どころか「ガソリン」を注ぐかのようだった。


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