第618話 だがしかし!
「甘いこと言ってるんじゃないにゃ!」
リケは、バラの数を増やして攻撃する。
「あんたがいない間に、あちしらの後輩が「対策」をたててきているにゃ!
それが、初代ライテスやミリアム陛下、アルナス卿にゃ!
特に陛下は、前世で働き詰めで、世に絶望していたにゃ!
だからこそ・・・
「世を綺麗ごとにしたい。」って言っているにゃ!
あんたらのようなバカ共と戦うばかりが、「戦い」じゃないにゃ!
これも、「戦い」にゃ!」
次第に押されていく、ツクヨミ・・・
「う・・・
うおおおおおッ!」
『ここは、退くか・・・
信念を持った者は強い・・・!
たかだか、惑星の神がここまで・・・』
ツクヨミは、その場から消える・・・
「・・・
私・・・
「神様」としてまだまだ精進しなくちゃいけないです・・・」
いつの間折れたのだろう・・・
「コーン棒」を見て葉狐は、悔し気に呟いた。
「・・・聞いたことがあります・・・
古来、神と悪魔は表裏一体・・・
「悪い神様」を「悪魔」と呼び、悪魔が善行をすれば「神」呼んでいます・・・」
「詳しいですわね・・・
ミレイさん。」
ミユが、話すミレイに言った。
「家が「教会」ですから。
おばあちゃんや、ママから教わりました。」
「ともあれ・・・」
テラが一堂に声をかける。
「女王陛下に報告しておくべきでしょう・・・」




