第609話 平和神との午後・・・
「ふむむ・・・
では、その女神様・・・
青バラを生垣にしているわけですか。」
ミレイちゃんは、柚子茶を飲みながら、葉狐ちゃんがしたリケちゃんの話に驚く。
「ぷぷぷ・・・
自分の神殿の工事をしていた時、「金メッキの斧」を取られかけて激怒。
で、その泉をコンクリートで埋めてしまったみたいです。」
葉狐ちゃんは、クリスタルのウンコを磨いている。
リケちゃんの話で盛り上がっている・・・
そこへ、翼を広げて飛来したのは・・・
「にゃーははは!
あなたは「紙」を信じますかにゃ?」
そんなセリフを言う「神」は、一人しかいない。
「「「信じねーよ!!!」」」
「にゃーははは!」
そして唐突に表れたリケちゃんは、ミレイちゃんを見る。
目が合う・・・
「最初は、埴輪を並べようと思ったにゃ・・・」
「無理ですね・・・」
ミユちゃんが、冷淡に言う。
「箔がつくと思って・・・
日本の「古墳」みたいでかっこいいと思ったにゃ・・・」
「「神様」ができないことをしちゃだめです・・・」
「身に染みたにゃ・・・」
「大体、粘土を成型して焼いて・・・
どれくらい労力がかかるか・・・」
「そうにゃ・・・」
私の言葉にうなだれるリケちゃん・・・
「でも青バラはいいにゃ・・・」
まさか・・・
このまま、あの黄金の戦士の技を・・・
いや、まさか・・・




