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第604話 狐っ娘謁見

「まさか、たて続けに「稲荷神」が「転移」してくるとはね・・・

私も、前例のないことで驚いているわ。」


王宮の応接間・・・


葉狐ようこちゃんの友人二人は、私と謁見していた。


「・・・ロリ女神様に塩ぶっかけてる彫刻家の画・・・」


「ロリ女神様に、土下座させている猫耳の群衆・・・」


お嬢様風の「金狐かねこミユ」。


稲荷町の大手銀行の頭取の孫。


シスター服の「ミレイ・エメライン・ユーメリア」。


稲荷天主堂の跡取りである。


「私も、この二枚の画にはびっくりしたです。」


葉狐ようこちゃんは、二人に言う。


「ま・・・

「神様」のお声がかかると思うから、それまで滞在してね。」


「・・・

「お母さん」みたいな雰囲気ですねえ・・・」


ミレイちゃんが言った。


「代々の女王様は、キティルハルム王国の国民の「お母さん」と位置づけられているです。

なんでも、建国期の国民全ての初代の女王様が育てたからみたいです。」


言ってるそばから、ミユちゃんが携帯ゲームをいじっていた。


「ぷッ・・・

きゃははは!

コレ・・・

おじ様がつくったゲームですの!?

タイトル通りの「クソゲー」ですのね!?」


思いっきり、「クソ」が出まくりだ。


「ご無礼ですよミユちゃん・・・

女王陛下と謁見している最中ですよ・・・」


ミレイちゃんがたしなめた。


「伯父様が、泣きますよ・・・」


「・・・・・・」


ギクッとなるミユちゃん。


「ですねえ・・・

ミユちゃんの伯父様は、鉄道会社の社長さんでしたっけ?」


「ど・・・

どうでもいいでしょう!」


ミユちゃんが、怒った。


私だから怒らんが・・・


他の王様だったら怒ってるぞ・・・




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