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第593話 先祖VS子孫3
「なるほど・・・
ナキ閣下が、名指しで私をお呼びするわけだ。」
ダルタニアンは、制式銃の銃身を折り曲げ、固定する。
「はあッ!」
銃身の曲げた部分から、神波動の刃が噴出する。
「新兵器・多目的銃にゃ!」
ナキが言う。
「従来型と同じ機能を持ち、なおかつ銃剣としての機能を持つ・・・か。
「銃士隊」用の武器ね?」
アルムが言う。
「銃士隊隊長ダルタニアン・アルム二世・・・!
大魔王アルム!
黄金の熊の首を直ちに返していただこう。
さもなくば・・・」
「さもなくば?」
「倒してでもお返し願う!
黄金の熊の首は、キティルハルム国民の経済を支える至宝!
王家の傍流としても「アルム家」の者としても捨て置けん!」
アルムは、ダルタニアンを見る。
「時代は変わったものね・・・
「騎士」が「銃」を使うとは・・・」
「そう。
「銃」を使う「騎士」。
それを「銃士」と呼ぶ。
古くは「地球」・「日本」の「鉄砲隊」や「フランス」の「銃士隊」を祖とする部隊・・・」
ある意味、「銃剣」という「日本軍」発祥の武器であるが。
「では・・・」
アルムは、剣を抜く。
「「尋常に勝負!」」




