第495話 評価
銃士隊長ダルタニアンの評価は、上がった。
が、その戦術が問題だった。
「母様・・・
評議会の意見が、二分しているの・・・」
ユニィが、報告書を持ってきた。
「でしょうね・・・
ななじっか、私が前大戦で邪神アールヴを討ったりしたから、前時代的な戦いを遵守したい傾向になっているのね。」
「でも・・・
そんなこと言ってられないの。
ダルタニアンは、それを証明しただけなのに。」
私は、少し考える。
「戦術のプロ・・・
アルナス卿とジョルジュに聞くとしますか。」
「問題なかろう。
相手は、敵の大魔王。
倒せるときに倒すものだ。」
「そうだよ。」
言わずと知れたリシテアール三賢人のうち、あとの二人であるアルナスとジョルジュ。
「ま、問題があれば「神様」がやっていると言えばいい。」
「・・・」
まったく・・・
あのリケちゃんは、最近ぶっとびすぎている。
「アランが、倒されました。」
猫邪神ノワールが、大魔王たちに告げる。
「だから言ったろ・・・
一人で行かせるべきじゃないって・・・」
「おまい・・・
「生生き」にゃ!」
「ぎゃあッ!」
パルパスが、ミケランジェロに蹴飛ばされる。
笑えない・・・
「しかし、彼らはすでにあの種の艦を使いこなしているにゃ!
リシテアール側の大魔王といい、他の連中といい・・・」
「さて・・・
どうしたことでしょう・・・」




