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第461話 エリナーゼとアルコン
聖地リケ・サンクチュアリから少し離れた丘・・・
ここで、神官エリナーゼと父アルコンは対峙していた。
「何の用ですか?
あなたが脱獄し、大魔王となった時点で縁は切れたと思っていますが。」
見下す口調のエリナーゼ。
「そう言うな。
実はな・・・
猫邪神様から、お前にスカウトが来ているのだよ。」
「フン!
バカバカしい・・・
私はルカ様からだけでなく、月光神アルテミス様からも「処女巫女」の認定を受けました。
大魔王の「洗礼」は不可能ですよ。」
それに・・・
と続ける。
「私は、信仰・平和・人権・・・
この三つのためには己を捨てる覚悟です。
あなたのような身勝手を許す訳にはいかない。」
エリナーゼは、呪文を唱える。
「光よ・・・
我が手に集いて力になれ!」
そこに、光流金属の剣があった。
「これなるは、月光神の剣。
背教者アルコン!
私は、命をもってしてもルカ様、リケ様、アルテミス様の名にかけてあなたを倒します!
これが、私の信仰!
身勝手な都合のいい信仰のために、かつて地球では多くの血が流れたという・・・
ここで、終わらせます!」




