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第453話 森の熊さん

リヒャルト陛下と、ハリソン閣下は本国に帰還した。


問題は、この隙を敵につかれないかということ・・・


私は、キティルハルムに向かうパスキール・エクスプレスの客席で頭を抱えた。



「いいや!

この土地は、絶対渡さん!」


キティルハルム貴族らしいおじいちゃんと、ミケランジェロ一族らしい女の子が、将棋を打っている。


「だったら・・・

隠してみるにゃ!」


ぱちんと、変なマークの駒を置く。


王手だ。


「あなたの土地を、詐欺師から隠すにゃ!

「大西健隠」!」



ポータブルテレビのCMを、ユニィが観ている。


アピス女王は・・・


一心不乱に、駅弁を早食いしている・・・


「あ・・・あの・・・」


私は、遠慮がちに訪ねる。


「キティルハルムの王都近郊の森だという話でしたが・・・」


「ええ。

姫様を、森で見かけますよ。」


ユニィを見る。


「私、熊さんの用か狩りでしか行かないの。」


やがて、王都経由で森へ・・・


ユニィは、荷車に「ユニィシロップ」を大量に積載して運んでいる。


森を中ごろまで進んだころだろうか・・・


一頭の熊が現れ、会釈した。


ほどなく、なにやら機械を出し首に巻く。


「がう・・・

が・・・

あ・・・

あー・・・

姫様じゃないですか。」


って・・・


これ、エテ機関長の・・・!


「造ったの。

ときどきメンテしてあげてるの。」


「なにか御用で?」


「蜂の女王様のところまで、護衛をお願いしたいの。

報酬は、もってきたの。」


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