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第443話 伝説の魔女
私は、悠久の図書館を構える。
「キティルハルム女王ミリアリア・キティルハルム・・・
お相手は、「虚飾の大魔王」エラノラとお見受けします。
いざ!」
まずは、様子見だ・・・!
「金剛石吹雪!」
空気から、金剛石を無数に精製し、飛ばす技だ。
「このようなもの・・・
たやすく破れますよ。」
エレノラは杖を振る。
「火炎障壁!」
炎が、壁となって、金剛石のつぶてを焼き尽くしていく。
「ならば・・・」
私は、立て続けに攻撃する。
「重水素爆撃!」
「むッ!」
魔法障壁・・・!
「さすが、総合導師女王と名乗るだけありますね。」
「あなたこそ、大魔王となっても初代女王の主人だっただけはありますね・・・!」
呪文を唱える・・・
「鳳凰浄化炎・不死鳥!」
浄化の炎が、鳳凰の姿で飛んでいく。
ゲームスピンオフのアクション漫画の、大魔王の必殺技のアレンジだ。
「暗黒熱焼炎・不死鳥!」
「なッ!」
バカな!
逆属性の術で、相殺!?
「あなたも科学導師・・・
酸を無力化したいのなら、アルカリ溶液をかければいいくらいのことは、ご存知でしょう?」
エレノラは、にやりと笑った。




