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第432話 王都では

「大変です母上!」


トラルティールのライテス邸・・・


自室で、個人用端末パソコンでデータをまとめていたアルナスに、アルテが報告する。


「どうしたんだ?」


「警備の「レーザーパンダ」のフータ君が、墓所の地下納骨堂でフタが開けられた形跡があるって!

それも、「初代」の骨壷から・・・」



急いで、二人して納骨堂に降りる。


「「墓荒らし」なんてして、どうするつもりだろ・・・」


「まずいな。」


「どういうこと?」


「ここの遺体は全て、「火葬」だ。」


「それが?」


「初代ライテス・・・

前世の私が、そう決めた。

遺体が完全に残れば、悪用する者もいる。」


肉片一つ、髪の毛一本で・・・


「でも・・・

「骨」だけ・・・」


「「不死の法」だ。」


「でも、あれって「完全な」遺伝子情報がなければ・・・」


「なら、ジョルジュはやらんよ。

あいつは、あらかじめ「完全」な情報のみ使う。

だいたいやるとしても、こっちに声をかける。」


「まさか・・・」


「ああ。

「敵」だろうな。

まさか、トラルティールで最も警備が厚いここに盗みに入るとは・・・

やつら・・・

最強の大魔王をつくる気らしい。」


アルテが震えだす。


「・・・かつて、連合軍を率いた名将にして最強の武人ですか・・・?」


「そうだ。

ことによると、私は「自分自身」と戦うハメになるか・・・」



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