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第417話 王様の機体
今度は、リヒャルト陛下の旗艦「キングジェネシス」の格納庫で、角が二本で、どこかで見たデザインの機体を見た。
「これは、私の機体・機動兵器・KT-2000ガンダール・リヒャルト。
思念誘導神波動砲を十二基備えている。」
「機動兵器・・・ですか・・・」
「うむ。
まあ、そちらの「魔装騎士」のネーミングのほうが、箔がつくと思うが・・・」
少し考えて言う・・・
「・・・ガンダールというのは、そちらでいうところの「神話の時代」・・・
幾多の人類と破壊神との戦争で、活躍した「英雄」というべき機体だ。
だから、各国軍は「ガンダール」を開発したがるのだ。
どうやら、あなたたちの技術は既に我々に追いついているようだ。」
「複雑ですね・・・」
「ところで・・・」
ミカエラ妃が、話題を変える。
「まさか、キティルハルムの紋章が初代女王のデフォルメとは思いませんでしたわ。」
「いろいろ言われています・・・」
「イリア閣下の紋章もすてきですね。
「白猫の男爵」の紋章ですか。」
王家の紋章には、いろいろ突っ込まれてるんだよなあ・・・




