第398話 伝説の総合導師
ナキは、右足に絶対零度の魔法力をまとう。
「くらうにゃ!
ホワイトキック!」
「おっと!」
ライルは、ぎりぎりでかわす。
頬に、切り傷が走る。
が、傷が凍りつく。
「なるほど・・・
「白ける」という意味か。
文字通り「寒い」な。」
「にゃーははは!」
次は、呪文を唱えて魔方陣を展開する。
「召喚!
バットにゃ!」
ナキは、金色のバットを手にしていた。
どうやら、金とゴールドミスリルの合金らしい。
あいつ・・・
新しい電子機材の名目で、特許を申請していたけど・・・
「超バット!」
何のひねりもない、殴打攻撃・・・
「「黄金バ○ト」!?」」
またも、私とアルナスは同時にツッコむ。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「あ~・・・
知っているのは、父と亭主と娘だけだ。
父は、早くから気づいていたようで・・・
亭主には、プロポーズを受けた後で話した。
そう。
私は、ライテスの転生体だ。」
沈黙に耐え切れず、アルナスが告白する。
「どうりで、先祖と同じ趣向な訳ね・・・」
「味方になったとたんに、ライテス君だったら、「こうする」っていう行動ばっかとる訳だ。」
「ふむ・・・
旗色が悪いな。」
アルナスは、印を結ぶ。
「我、ここに汝を呼ばん!
出でよ!
「あ○さ二号」!」
空中に魔方陣が描かれ、巨大なゴーレムが出現する・・・
死語の世界!?




