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第367話 遺跡探索5
「そうだろうね・・・
ライテス君や君の場合・・・
前世で死んだ魂が、超魔王がこっちに「来た」事故で、転移してしまったと考えられるね。
まあ、さすがに雪尾君とやらは、「元の世界」に戻すしかなかった。」
「・・・
私やライテスは、世界の役に立っているかしら・・・」
「立っているよ。
大体、現在日本語が普及しているのは・・・
ホープメイカーが、立っているのは・・・
宇宙航行技術が発展したのは・・・
誰のおかげかな?」
「そうね・・・」
私は、自信が少し出てきた。
「とにかくだ・・・
昔は昔。
今は今だ。
僕らとしても、あんな連中と同類には思われたくないな。
最近じゃ、「死の恐怖」について分析してるんだ。
少なくとも、完全に理解できるまで死にたくはないな。」
そんなときだった。
私の情報板が、「愛・おぼえ○いますか」を奏で始める。
「はいもしもし。
えっ!?
ホント!?
わかった・・・!」
「どうしたの?」
「ウチの重工の会長が、「切腹」したって!
後任の人事を決定して・・・
孫の専務が、志願してきたって、軍から!」




