第350話 ナキ受難!2
「これは、どーいうことにゃ!」
ナキは、マイカの家の離れで縛られ、吊るされていた。
マイカは、お茶を飲んでいる。
そして、ナキの目と鼻の先にハンスが、布団で眠っているのだ。すやすやと。
「そういえば、あちし・・・
意識を喪って・・・
ん?」
なぜか、身体が・・・
特に股間が疼く。
「へ・・・変だにゃ・・・
時期じゃないのに発情してるにゃ・・・
って・・・
げッ!
陛下!」
「「げッ!」じゃない!
あんた・・・
私の精力剤パクったでしょ!」
ぎろりと睨む私。
「ん~・・・
ナキちゃん。
確かに私、疲れてるって言ったけど、「精力剤」はいらないのよね。」
「「エンペラーコブラ一週間ヤレるぜ」二本・・・
マタタビ粉二袋、
催淫剤一本・・・
「ミリアム印」の特製催淫剤・・・
効いてきたようね。」
「にゃああああああッ!」
ナキの絶叫が響いた。
いつもの調子はどこへやら・・・
股間がぐっしょりと濡れていた。
尿ではない。
やがてもぞもぞと、ハンスが布団から顔を出した。
おもむろに、懐から情報板を取り出し、操作する。
ぱしゃッ!
一枚の写メが撮影された。
以後・・・
ハンスは、時々この写メを妻が不在の際、「オカズ」にしているという・・・
ナキ:酷いにゃ!
やりすぎにゃ!
ミリアム:ええい!
黙れ!




