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第327話 生物学史の新章
「これは、凄いにゃ・・・」
「ええ・・・」
錬金術師や科学導師が、写真からグラフィックを再現しつつ驚愕する。
「陛下・・・
この100mほどのクラーケン・・・
なんと、命名しますか?」
「うーん・・・
「エンペラー・クラーケン」?」
ひねりがないかな?
「しかし・・・
このクジラ凄いにゃ・・・
髭の奥に、「歯」があるとは・・・
うう・・・
気が知れんにゃ・・・
「クラーケン」を喰うとは・・・」
これも100mはある・・・
「覇王鯨・・・」
「凄いにゃ!
凄い一方、まともにゃ!」
しかし、ウチの生物学者は「新種発見」の際、まともな名前をつけない奴が多いのはなぜか・・・
「後で、陛下が採取されたサンプルを、遺伝情報分析にかけてみましょう。」
「ええ。頼むわ。」
「にゃーははは!
さすが陛下にゃ!
新種を発見した「女王」は、初代ノワール陛下以来にゃ!」
「ま・・・
発見したのは、巨大なウナギだけどね。」
「じゅるり・・・
「アレ」は、うまいにゃ・・・」
「お前なあ・・・
食うことばっかだな・・・」
「食べることは「資本」にゃ。」
「ま・・・そうかもね。」
以外にいろんな生き物がいるだろうなあ・・・




