第3211話 バルカン重工フル稼働!
黒猫系の女性作業者が、すさまじい速度で作業をしていく。
まるで、工場業務を知っているようだった。
「ほほお・・・
ここはこうなって・・・」
まるでバケモノのような速度と正確さだ。
そうして、一つの「神波動エネルギー変換器」を完成させてしまった。
「終わりました。」
女性は言うと作業メガネや保護具を外す。
「へ・・・
陛下!?」
社長のファナ・バルカン・ミケランジェロが仰天する。
「しばらくね。
あなたの仕事ぶり、すばらしいです。
この職場環境・・・
ぜひとも維持してください。」
そう。
それはミリアム女王その人だった。
「す・・・
すげえにゃ!」
「女王ともなればあれは!」
「しかもあちしたちの職場がほめられたにゃ!」
作業者は、やんややんやの大喝采だ。
「ところで・・・
造船量産システムの導入は、どれくらい進んでいますか?」
ミリアム女王は、ファナ社長に聞く。
「増設したラインに片っ端から設置。
明日からすぐに量産に入れますにゃ!」
嬉々として報告するファナ社長。
「艦隊は、これからは「見られる」時代にゃ!
これまでの質実剛健大いに結構。
しかし、わずかな見栄えもいるにゃ!」
「そうです。」
すると・・・
「おおよ!」
「これまでは陛下が少ない艦隊で頑張って来られたにゃ!」
「陛下の艦隊・・・
俺たちの手で増強したやろうぜ!」
汗臭い・・・
それでいて頼もしい機械職人たちがいた。
軍産複合体とは思えない熱気!




