第3203話 からみじょうご
「あ~
陛下にゃ・・・」
「ナキ!」
隣の席に、なぜかナキがいた。
えらく酔っていた。
「アンタ・・・
またアシリアの怒られるわよ・・・
孫がいる身で・・・」
「にゃ!
母ちゃんのことはいいにゃ!」
その言葉を聞いたハルカ神は・・・
「え!?
この人・・・
孫がいるんですか!?」
「いるんですよ。」
思わず聞くハルカ神に私は返答。
「聞いてにゃ・・・
「酒の魚」ないって・・・」
べきッ!
「ないにゃ!
そんなモン、ファクトリア閣下のところへ行けってどこの酒場でも言われてるにゃ!」
アリアがナキの頭を殴ったのは、「金属150年」と刻印されたオリハルコンのバットだ。
もちろんバットは見事にへし折れる。
「ほほお・・・
すばらしい断面にゃ。」
折れたバットの断面を見て、うなずくアリア。
何かに使うのかアレ?
「聞いてにゃ・・・
母ちゃんに・・・
錆びた包丁で光速でタマネギみじん切りをやらされたにゃ~・・・」
「うへッ!」
ドン引きするハルカ神。
むろん、んなことすれば目に沁みる。
「ミケランジェロ一族の職人の定番の懲罰は、「かつお節で神像を彫る」なんですが・・・」
「なんです?」
「とくに腕がよければ、これを「食べたくなくなり」、非常に苦しむのです。」
「うあ・・・」
「だって・・・
商売抜きで精魂込めた彫像・・・
保存しておきたいでしょう?
でも本能で食べたい。」
「でも・・・」
「そう。
そういう罰でも堪えなくなったナキは、母親から「タマネギのみじん切り」の刑を言い渡されたようです。」
できねーよ。




