第3169話 平和神悟りを得る
かつて・・・
「リケ神。
悟りとは・・・
どうお考えですか?」
エキゾチックな法衣を着た神が、リケ神に尋ねた。
「なんか・・・
陛下にいろいろ教わったけど・・・
あの方は底知れないにゃ。
それと・・・
むしろ、理屈じゃない気がするにゃ。」
「そう。
理屈ではないのです。
悟りとは、言語化が難しい。
ゆえに人は言葉で理解しようとする。」
「それはわかるにゃ。」
「ミリアム女王のかつての故郷をご存じかな?」
「地球の日本・・・
この地方ではかつて「大乗仏教」なるものがあったと聞くにゃ。
上座部と呼ばれる古式法典では、難解だと・・・」
「違いますね。
やることは聞けば難しい。
が・・・
やれば簡単なのです。
私はかつて、人に質問されればその情報から最適解を探し・・・
返答しました。」
「そのマニュアル・・・?
えらく簡単にゃ。」
はっと気づくリケ神。
「にゃ!
状況に応じて柔軟に判断。
無駄をなくす思考・・・
さらに、ブッダ神は自力で深淵の図書館に到達されたお方にゃ!
にゃーははは!
そんなものに比べれば、あちしすらちっぽけにゃ!」
「覚醒されましたね?
そう。
これが悟りです。」
一瞬の思考から、意識を戻すリケ神。
「にゃーははは!
思えば陛下も悟っておられた感じにゃ!」
リケ神は、雷の出力を上げる。
「にゃーッ!
平和神の鉄槌!」
「なッ!
このブレステを圧倒するだと!?」
ブレステ神は、結跏趺坐をといた!
リケ神、意外とねえ・・・




