第3167話 攻城
「ついに見えたにゃ!
敵の神殿!」
ナキは、呪文を唱え始める。
「闇よりもなお暗き者・・・
夜よりもなお深き者・・・
コンクリの海よたゆたいしもの溺れてる猫の王!」
「なんだこの呪文ッ!?」
「以下略!
飢餓爆裂!」
わけわかんねーッ!
敵の神殿に飢餓爆裂を叩きこむナキ。
だが・・・
「あの神殿は防御が堅い!
ならばどうします?」
ノワール神が聞く。
「決まっています。
攻城隊!
ナキの攻撃の的に対して攻撃!
突破します!」
銃砲型の機動兵器並ぶ。
「撃てッ!」
銃士隊のダルタニアンが叫ぶ。
神殿・・・
「う・・・
撃ってきた!」
「ど・・・
どうするのだ!?」
アビス宇宙の神々は右往左往していた。
「うろたえてはなりませぬ。」
そこに座禅を組んだ神が。
「はあッ!」
神は神波動を発する。
結界が強化される。
「硬い結界にゃ。」
一柱の神が進み出た。
「リケ。
お前、来たにゃ?」
ミケランジェロ神が言う。
「当たり前にゃ。」
リケ神が両手に一つの鉄球を精製する。
その鉄球に磁気が集まっていく。
「リケ・・・
お前、物騒な術使うにゃ・・・」
「にゃーははは!
電磁加速砲にゃ!」
しかも鉄球は無数に浮遊している!
「いくにゃ!
無量電磁加速砲」
まーた剣呑な・・・




