第3164話 始祖の女王
悠久の鍵を手に進む、ノワール神。
「さて・・・
この私にご主人様・・・
もとい楪の魔女様の真似事がどれくらいできるか不明ですが・・・」
言いつつ、目を開く。
「やってみましょう。」
ノワール神は、すみずみまで観る。
「ふむ。
さすがミリアム女王の妹君。
いくつか拠点を潰しています。
けど・・・
この正面は突破せねば。」
「あの居間でジュースを飲みながら「ホングコング」を観ていた黒猫とは思えないにゃ!」
ナキが言う。
確かに。
「壁があります。
ならば・・・」
呪文を唱えるノワール神。
「そらの戒め解き放たれし
凍れる虚ろの刃よ
我が力わが身となりて・・・
我の前の愚かなる者どもを裁かん!
神々の魂すらも打ち砕き・・・」
悠久の鍵の周囲が銀色の巨大な刃に包まれる。
凶悪な刃だ。
「混沌聖剣!」
ずぎゃああああああああああああああああああああああんッ!
「「「け・・・
結界があああッ!?」
神兵たちがおどろく。
心なしか、威圧感が消えたような・・・
「フンッ!」
ノワール神が刃をぶん回す。
「!!!」
命中した敵が「消え」る!
「あ・・・
あとかたもなく!」
「この術・・・
裁きの吹雪をも越える「裁きの刃」です。
覚えれておくといいですよ?
ミリアム女王。」
元ネタわかる人ー!




