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第3163話 この黒猫はバケモノか!?

「ええい!?

この黒猫はバケモノか!?」


神兵の一人が叫んだ。


「「人間」ですよ。」


私は、叫んだ神兵の顎を人刺し指と中指、親指で掴む。


「いつの間に!」


神兵は驚愕する。


「ただ・・・」


そのまま投げ上げる!


「ふつうの人間から逸脱していますけどね。」


「にゃ!」


ナキが、電動虫を操作して、投げられた神兵を追っている。


「えぐいにゃ。

あまりのスピードで・・・

すでに摩擦熱で頭はふっとんで・・・

全身が燃えてるにゃ。」


「これを好きだという女性の気が知れませんねえ・・・

「アゴくいっ」という奥義です。」


「にゃ・・・

えぐいにゃ・・・」


ミケランジェロ神が言った。


「他にも、「壁ドン」とかあるにゃ。」


ナキが言う。


「相手の頭を壁にぶつけて即死させる技にゃ。」


神兵たちがひく・・・


「そしてあちしは「バカモノ」にゃ!」


「笑えんにゃ。」


ナキのドヤ顔に、ミケランジェロ神は仏頂面になった。


「ネタ自体サムいにゃ。」


なにせナキはまだ着ぐるみを着ている。


そのままでも充分強いのだが・・・


「さて・・・

次はどうしましょうか・・・」


私は、ニヤリと笑う。


「猫」さながらに。


「うう・・・

こんな猫共に・・・」


神兵たちは、妙な屈辱感を抱いていた。


「今度は、私ですかね・・・」


ノワール神が言う。


さて・・・


どんな奥義を見せていただけるか・・・

バケモノからの~・・・

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