第3162話 空間認識能力
「バカめ!
頭上ががら空きだ!」
一人の神兵が上空から斬りかかってくる。
が・・・
ドシュッ!
「おうッ!?」
神波動攻撃翼の一機がその神兵の「急所」を撃ち抜いた。
「ば・・・
ばかな・・・
気配でわかっても、とっさに反撃など・・・」
「宇宙空間でなしに?
あと・・・
人間にはそういう者がいることをお忘れなく。」
その神兵はそのまま倒れるが・・・
「え・・・
えぐいにゃ・・・
「急所」を狙うとは・・・」
ミケランジェロ神が絶句する。
「ここまで正確に狙えるとは・・・
かなりの能力です。」
ノワール神が言う。
「なんせ、陛下は自分で戦艦ミリアリアを「操縦」してミリの誤差でドックに入れられるにゃ。」
ナキが説明する。
「これは、人間が「車庫入れ」に使うスキルにゃ。
男性が優れているとされる能力にゃ。」
さらに・・・
背後や上空の敵を目で見ずに落とす。
「ふふふ・・・
宇宙でできることができないとでも?」
私は指を動かす。
「後ろにも目をつけるのです。」
「妖怪二口女にゃ?」
ナキがツッコむ。
べしッ!
「痛いにゃ・・・」
神波動攻撃翼が一機、ナキの頭上から飛んでいく。
「そんな妖怪ではありません。」
理論も違う。
「アホ子孫。
科学理論知ってるくせに、こーいうアホ理論よくでてくるにゃ。」
ミケランジェロ神がツッコむ。
たぶん、ファ〇ネルもこーいう感じ




