第3146話 崖?意味なし!
そうして道が拓けるが・・・
崖がある。
その前に結界が。
「ん?」
連鎖的に結界が消えていく。
「あいつってば・・・
急がなくていいのに。」
ワッフルのことだ。
「でも、ワッフル閣下・・・
それ言ったところで・・・」
ナキが言う。
「そうね・・・
マイペースでやらせようとするなら、命令変更以外、黙っていた方がいいか。」
ほどなく、結界が全て消える。
「この崖・・・
どうするかね・・・
飛んでいけば・・・」
言うなり、そこでミケランジェロ神が進み出る。
「ここはあちしにゃ。」
両手にハンマーとノミ。
「ナキ。
あんた、変な兵器や道具をよく使っているって聞くにゃ。
しかし・・・」
電光石火で作業を開始する。
数分経って・・・
ミケランジェロ神の両手からハンマーとノミが消える。
同時に・・・
絢爛豪華な橋が現れる・・・
「作品名・・・
「「端」から渡ってもいい橋」にゃ。」
「あんた・・・
無茶苦茶ね・・・」
ノワール神が言う。
「極めれば、そこのアホ子孫でもできるにゃ。」
「お言葉だけど・・・
できねーにゃ!」
憤慨するナキ。
いくら変人のナキでも無理だ。
「まったく・・・
お互い、偉大すぎる先祖にも困りものね。」
「まったくにゃ。」
意を決して・・・
「進軍!」
崖に築かれた橋を渡って進軍する。
さあ・・・
もう少しだ。
まーたミケランジェロ神が!




