第3143話 でたらめの神
「・・・これは、滑稽だし・・・」
アロームが絶句する。
「にゃーははは!
これが神意にゃ!」
リケ神はバカ笑いをしていた!
「ぐ・・・
身体が逆らって・・・」
「勝手に道を開けて・・・」
そう。
神兵たちは、「勝手に」道を開けていたのだ。
「母ちゃん・・・
よもや娘の術を猿真似するとは・・・」
ニケ神がドン引きしている。
そう。
「言霊」である。
「そうそう・・・
あちしに限界を越えて「逆らう」と・・・」
ぼんッ!
一人の神兵が血の塊となって「爆発」した。
「こーなるにゃ。」
どうやら、リケ神の「命令」と彼らの「意思」がせめぎ合った結果らしい。
それほどまでに「強力」ということ。
そこで・・・
「この巨神デラウェアも、そうはいかんぞ!」
巨体の神が現れた。
「ほお・・・
こっちの神キュクロプス様みたいなもんにゃね。」
リケ神は、剣を抜いた。
「相手に不足なしにゃ。」
リケ神は、神波動を噴出する。
「ほお・・・
鳳凰の炎か・・・」
「違うにゃ。」
黒い鳳凰の炎も混ざる。
「混沌の炎にゃ。」
あたかも金色の炎。
「巨神は、これくらいじゃないと倒せないにゃ。」
リケ神は、中段に構える。
「奥義!
金色鳳凰突撃衝!」
「ぐ・・・
ぐおおおおおおお・・・」
つっこむリケ神とデラウェア神は、力で押し合う!
平和神VS巨神!




