第3142話 風来坊提督僧
「オンバザラ タマク カン ヤシャ ハーン!」
タイラスの唱えた経文が、神兵たちを拘束し・・・
「大いなる我らの力、今ここに!
聖母騎士斬刀!」
ウィズが、魔法の刃で斬っていく!
「タイラス提督って・・・」
「うん。
寺の長男。
姉貴に押し付けて軍に入った。」
「いるんですよねえ・・・
別に家を継がなくてもいいのに、かといって変な職に就く人が・・・」
片手間で世間話をしながら戦っている。
「ねえ・・・」
ウィズの副官がタイラスの部下のブレイバーンに話しかける。
「タイラス家って・・・
寺ってホント?」
「ホントらしいぜ。
トキオシティのコシガヤにでっかい寺があるって。」
タイラスは数珠を取り出し・・・
「ナウマクサンマンダボダナン アブラウンケンソワカ
はッ!」
光の神波動で神兵たちを消滅させる!
「いつもこうだといいんですが・・・」
妻で秘書のユニコが、言う。
「いつもは、鼻毛を抜いていたり・・・
変な替え歌歌ってたり・・・」
「ナキ閣下もやってますよ。」
一方、リケ神は・・・
「にゃああああああああああああッ!」
印を結んで、光の柱を落とす!
「平和神の怒り!」
神兵たちを焼き尽くす!
「道を開けるにゃ!」
ニケ神の叫びに応じて、強制的に道がひらく。
「さて・・・」
「悪い顔」になった主を見て、従属竜たちは絶句した!
タイラス提督。
あの人がモデルです。




